休みの日くらい、家の中でゴロゴロして過ごしたいものです。
きっとその方が疲れも取れるはず、多くの人がそう考えてしまいがちです。
しかし実は積極的に体を動かして汗を流した方が、かえってリフレッシュできることも少なくありません。
これは近年注目されている「アクティブレスト」と呼ばれる疲労回復法で、疲れが溜まっているタイミングであえて運動をすることにより、悪くなった血行や代謝を改善させて疲労物質を取り除くというやり方です。
血流が滞ると不要になった老廃物や疲労物質が体の中に蓄積されてしまうため、いくら家の中でゴロゴロしていても疲れが取れることがなく、翌日に持ち越してしまうわけです。
ゆっくり静養してもだるさや疲労感が抜けないという場合は、軽い気持ちで体を動かしてみましょう。
意外とすぐに変化が現れるかもしれませんよ。
軽い運動をすることで「セロトニン」という脳内物質が分泌されます。
このセロトニンには自律神経を整え、精神面に安定をもたらす効果があるとされており、逆に減少するとイライラしたり、ストレスを感じたりしやすくなります。
つまり、運動不足が続くと疲れが取り切れないのみならず、メンタル的にも不調に陥りやすくなってしまうのです。
心身ともに健康を維持するためにも、適度な運動が必要なのです。
もし外に出て運動するのが面倒という場合には、自宅でアクティブレストを取り入れましょう。
最も簡単なのはストレッチです。
その場で屈伸をしたり、背筋を思い切り伸ばすだけでも血流が改善するので、良いリフレッシュになるはずです。